のぞみんの誕生日

※:このお話は、アニメラブライブ!の2次創作です。(つまりアニメの設定でやってる感じです。)また、時期的には3年生が卒業した後になります。映画の設定は反映されておりませんのでご了承ください。卍解釈なので、

 梅雨、おてんとさんのご機嫌がちょっと悪くなるこの季節。たいていの女の子達は髪がまとまらないとかゆって、あまり好きくないみたいやけど、うちとしてはこの、雨がぎょーさん振ってるこの季節は結構好きやな。外に出なくても、雨やからっていえば、みんな納得してくれるしな。面倒くさがりーなうちとしては、家にいても怒られないっちゅーのは結構楽なんよ。

 それに、スピリチュアル的にも、雨の日にアメフラシさんが頑張ってアメ降らしてくれてるおかげで、作物とかがよう育ってくれてありがたいもんやから、そんな無碍にできんしな。そう考えたら、花陽ちゃんなんかは、お米が育つからって言って雨の日も嬉しそうかもしれんな。そうでなくっても、ことりちゃんなんかは、「可愛い長靴がはけて嬉しい♥」なんて言ってるしな。海未ちゃんなんかは、「雨の日は風情があってよいではないですか。」とか言い出しそうやな。でも、逆に凛ちゃんや穂乃花ちゃんは「外で練習できないって」言ってぶーぶー言ってそうやな。
 
 クスクス、そういえばこの時期やったな、μ′sの皆が、ニコっちを勧誘してたんは・・・夏が過ぎて、μ’sのメンバーがそろって・・・、それからはあっという間やったな~。
 音ノ木坂学院を卒業して2か月ちょいたっただけなのに、μ’sとして過ごしていた日々が、かなり昔のようなつい最近の様な気がするん。

 なんか不思議やな。こうして2か月たった今でも、考えるのはμ’sの皆のことばかり、うちって結構未練がましいんやなー。

Trrrrrrr

 そんなことを思っていたら、スマートフォンが鳴り出した。着信画面を見ると・・・なんや、おかんからか。

 適当に電話に出ると、電話の内容もたいしたことない内容やった。知っての通り、うちは可愛い一人娘やし、親も心配して、たまーにこうして電話をかけてくるんよ。電話が終わってうちは、何の気なしにスマフォの電源を切った

そんな電話の中で・・・、うちは今まですっかり頭の中からすっぽ抜けていた事を思い出した。

うち、今日誕生日やねん。

あかんあかんあかん、誕生日忘れてるなんて、うちどうしてるん。確かにみんなみたいに、誕生日パーティーなんて大層なもんやってないにしろ、毎年この日は、自分が生まれたことを感謝して、近所のパワースポットを巡ってなんとなーく、スピリチュアルパワーを感じ取ってたのに、最近ちょっと腑抜けてるんかなー?

 μ’sの活動をしてた時はいくら忙しくても、合間を見てスピリチュアルスポットめぐりをしてたり、明神様でお勤めしたりして、スピリチュアルパワーを養ってたのに、卒業してからは、ゴムのひもが切れたかのように、ただただ1日を過ごしてるなーとか。まぁ、確かにたまーに、エリチやμ’sのみんなと遊んだりもしとるけど、このままじゃあかんな。

 うちは、とりあえず出かける支度をして、家を出ることにした。行くあてはまだ考えてはないけど、とりあえず、いつも道理明神さんあたりやろうか?そんなことを考えて玄関の扉を開けたら

「きゃ!!」

「うわわ!?」

玄関を開けたら金髪の鬼がいたんで、うちは思わず玄関を閉めてしもうた。

「ちょっと、希!!なんでいきなり閉めるのよ」

玄関の外からそんな声が聞こえたから、恐る恐るのぞき窓からのぞくと、あ、金髪の鬼かと思ったら、エリチやん。
それを確認してから、玄関を開けると

「もう、メールもしても全然返事ないし、電話しても出ないから心配したんだから」

え?メールに電話?おかんからの電話以外に特になかったような・・・そう思ってスマフォを見ると・・・あかん、電源切ってもうてた。

「ごめんごめん、電源切れてたみたいやわ」

「電源切れてた?もう、今日が何の日かわかってるの?」

何の日か?特に今日は予定はいれてなかったはずやけどな・・・。そういえば、1週間ほど前にエリチから今日は開けておくようにってメールもらったくらいだったような・・・

「特に予定はなかったような気がしたけど、なんかあるん?」

「なんかって、あなたねえ・・・自分の・・・」

「絵里!!」

エリチが何か言おうとしたとき、エリチを呼ぶにこっちの声が聞こえた気がした。あかんな、さっきまでμ’sのことばっか考えたから幻聴が聞こえるようになったんかなー?

「あ、そうね、これは秘密だったわね」

「ったく、心配してついてきて正解だったわね」

「心配って、私はそんな心配されるようなことしてないわよ」

「十分してるじゃない!!」

あれ?なんかさっきっからニコっちの声も聞こえるような
 
「エリチ?ほかにだれか、いるん?」

「え!?」

うちが尋ねたら、エリチは驚いたような顔をした。そして、少し視線を横にずらすと・・・

「あ、ニコッちいかんた?小さくて見えんかったわ」

「ちょっと!!それってどういうことよ!!」

ニコっちもちゃんといたんやな

「いやー、すっかり・・・」

「まぁ、とりあえず行くわよ」

「ん?行くってどこにいくん?」

「行けばわかるわよ」

そういってニコっちは回れ右をして歩き出した。

うちはよくわからないままそれについていくと・・・

音ノ木坂学園についてしまった。

「どこに行くかと思ったら音ノ木坂学園やないか」

「いいから、ほら、これつけて」

そういってニコっちが取り出したのは、外来者用のバッチやった。あぁ、こういうのを見ると、やっぱり卒業したんやなって思うな。確かに、卒業してからは全然練習には顔だしてないからあれかもしれないんやけど、それでも、なんか最近はふわふわ―としてて、まだ、高校生だった頃の自分っていうのが残ってたのかなーなんて思うこともあったりなかったりして・・・

そんなことを思いながら、さっきから黙りっきりのエリチを・・・って、いつの間にかエリチいないやん!!っておもったら、ちょっと話したところで、スマフォで誰かに話しかけてるだけやった。それにしても、誰に話しかけてるんやろ?

「にこっち、エリチが誰かと話してるみたいだけどええん?」

「いいんじゃない?」

「ニコっち、ちょっとそっけなくない?」

うちがニコっちにそう尋ねると・・・

「ニコはー、ぜんぜんそっけなくないよ~♥」

と、いつものニコっちパワー全開でそう答えた。やっぱいつも道理なんやな。

そうして、うちは講堂のある方に足を向けてたら・・・

「そっちじゃないわよ」

「あれ?ちがうん?うち、てっきり新アイドル研究部の発表かなんかあるんやと思ってたわ」

「あー、それはまだ見たいね。結構いろいろゴダゴダしてるみたいだし。」

「ニコっち案外詳しいんやな?」

「当たり前でしょ?音ノ木坂アイドル研究部元部長のニコがいなくてどうするのよ!!」

「そういって、ただ単に、アイドル研究部におきっぱのDVDとか回収しに行ってるだけなんやろ?」

「ギ、ギクリ、そ、そういう理由も少なくはないわね・・・」

ニコっちは、アイドル研究部にあるDVDとかを自分の家に持って帰ることにしてたんやけど、一人で、いや、μ’sのみんなで協力してもどう考えても1回で持って帰るには多すぎる量あったというのと、家での置き場を用意するのに時間がかかるゆうて、結局、こうして、ちょくちょく音ノ木坂学園に来てはDVD等を持ち帰ってるみたいやった。

「なんかそうしてると、ニコッチまるで留年してるみたいやな」

「ちょっと!!ニコはちゃんと卒業してるわよ!一緒に卒業証書もらったでしょ」

「冗談やってw」

まぁ、そうしてるうちに、ニコっちは今のアイドル研究部ともそれなりに交流をもったみたいやな。

 ニコっちについていくと、そこは音楽室やった。あぁ、音楽室で、今のアイドル研究部の紹介とかするんやな?

 そうして、音楽室につくと、ニコっちはこそこそとうちの後ろに隠れた。
なんや?なんか仕掛けてあるんか?でも、エリチもいてへんし、うちがこの音楽室のドアを開けるしかなさそうやな

 そう思ってうちは音楽室のドアに手をかけて、そろそろっと開けた・・・すると・・・

パン!!パーン!!

中から破裂音がした。

「え!?」

やっぱ、なんかの罠やったんか?そう思ってニコッチの方を見ると・・・
既に音楽室に入ってしまったのか、ダッシュで逃げてったんか、そこにニコッチはいなかった・・・

んー、こんな怪しいところに一人で入るのもあれやし、うちも帰ってしまおうかな?そうおもって、歩いてきた道をそのまま戻ろうとすると・・・

「もう、希ったら、あなた帰ろうとしてるでしょ?」

エリチに見つかってもうた

「いやー、ニコっちもエリチもおらんし、帰ってええかなって・・・」

「ダメに決まってるでしょ?ほら、別にとって食おうってわけじゃないんだから」

エリチに促されるままに音楽室に入ると・・・

「お誕生日!!おめでとう!希ちゃん」「のぞみちゃん、お誕生日おめでと~♥」「希!!お誕生日おめでとうございます」「おめでとうにゃー」「え、えっと、希ちゃんお誕生日・・・お、おめでとう!!・・・ございます」「希・・・ちゃん・・・お誕生日おめでとう・・・」「希、お誕生日おめでとうニコ」「希、お誕生日おめでとう」「希さんお誕生日おめでとうございます」「ハラショー」

とまぁ、なんとも、息の合っていない祝いの言葉が聞こえた

「穂乃花!!最初に名前を言おうと打ち合わせしたじゃないですか」

「海未ちゃんだって!!おめでとう御座いますって。おめでとうで統一しようって言ったのにー」

「もう、凛ったら、ちゃんと打ち合わせ道理できないの?」

「真姫ちゃんだってどもりすぎにゃー」

「し、仕方ないじゃない、ちゃんづけなんてめったにしてなかったんだから!!それに、絵里もニコちゃんも海未だって、皆呼び捨てじゃない!!だから呼び捨ての方が良いって言ったじゃない」

「希ちゃんは希ちゃんにゃ~」

「って!!凛!!あなたそもそも、希の名前言ってないじゃない!!」

「ふ、二人とも落ち着いてよ~」

「はらっせお」

「はぁ、ほんと、お姉ちゃんたちは・・・」

とまぁ、新3年生に新2年生、エリチの妹のアリサちゃんに、穂乃花ちゃんの妹さんの雪穂ちゃんまで、よくもまー、集まってんなー

「それで、皆も相当暇なんやな」

「って!!あんたねー、素直にありがとうとか言えないわけ?」

「いやー、なんか実感わかなくってな~」

「フフ、まぁ、それも希らしいわね」

「うちらしいって、どういう意味やねん、エリチ」

「クス、そのままの意味よ」

まー、その後は、うちは生まれて初めてかもしれない、友達が祝ってくれる誕生日パーティーに主役として参加したん。それにしても、もう、音ノ木坂学園を卒業してるのに、こんな風に祝ってもらってもええんかなとか思ってたりもしないことはないけど。

「もう、希ったら、私たちがあなたのことをお祝いしたいからお祝いしてるんだから」

「でも、誕生日ってうちが一番早いから、うちだけ先におばさんになってもうなたーとか」

「ちょっと、まだ19でおばさんなんて言うのよしなさいよ!!ニコだって来月には19なんだから!!」

「あれ?ニコっちって、17歳と何とか日ってやらないん?」

「流石のニコもそういうことはしないわよ!!」

「もー、希ちゃんはそうやってすぐ、3人で集まって、凛たちとも遊ぶニャー」

「そうそう!!希ちゃんは主役なんだから!!ほら、真ん中に来て来て!!」

そういう、凛ちゃんや穂乃花ちゃんにもみくちゃにされて、

「こら、穂乃花!!凛!まずはちゃんと挨拶をしてからですよ!!」

「えー、でも、もういいじゃんおめでとうって言ったんだからそれが挨拶ってことでー」

「ダメです!!この日の為に挨拶を考えてきた花陽が可愛そうじゃないですか」

「あ、そうだった。ごめんね花陽ちゃん」

「は、花陽はこ、このまま初めても・・・」

「何言ってんのよ、あなた、それ、かなり頑張って考えてきたんでしょ?」

「花陽ちゃん、頑張って♥」

「え、えっと、そ、それでは・・・ほ、本日はお日柄もよく・・・」

「花陽ちんそれ、前にも言ってたニャー」

「え、えぇぇぇ、そ、そうだっけ??」

「もう、凛も大人しくして、花陽も凛なんかほっといて、さっさとはじめなさいよ」

「は、はい!!えっと、希ちゃん、お誕生日おめでとうございます!!!」

そうして、うちの初めての誕生日パーティーが始まった。

まぁ、何があったかってゆうのは、ここでは省略するけど。皆、有賀とな。なんか皆のこと見てたらうちも腑抜けてないで、ちゃんとせなあかんっておもったん。だって、うち、このアイドル研究部の一番のお姉さんなんやから。だからといって、何かを始めるっていうのは大変やし、いつも道理、パワスポめぐりやら、明神様へのお勤めなんかして、スピリチュアルな希ちゃんのスピリチュアルパワーを溜めとこかな?いつ、必要になるかもわからんしな。

 そんなわけで、結構うちも暇を持て余してるし、もし、うちのスピリチュアルパワーが必要な時はいつでも頼ってな。

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